第100回箱根駅伝の復路が終了し、総合成績が確定した。青山学院大学が力強い走りで2年ぶり7回目の総合優勝を果たし、さらに大会新記録となるタイムでフィニッシュした。
この大会で注目されたのは、次回大会の出場に直結する「シード権(総合10位以内)」をどの大学が手にするかだった。特に東洋大学は、2006年から続く連続シード記録を更新し、今回で19年連続のシード獲得となった。一方、大東文化大学は9年ぶりにトップ10入りを果たし、久々のシード権を手にした。
以下はシード権を獲得した10校:
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青山学院大学(15年連続)
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駒澤大学(6年連続)
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城西大学(2年連続)
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東洋大学(19年連続)
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國學院大學(6年連続)
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法政大学(3年連続)
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早稲田大学(2年連続)
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創価大学(5年連続)
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帝京大学(2年ぶり)
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大東文化大学(9年ぶり)
この中でも青山学院は全体を通して安定したパフォーマンスを見せ、次点の駒澤大学に6分以上の差をつけて圧勝した。上位チームは他にも城西大学、東洋大学、國學院大學が続き、全体としては激しい争いとなった。
総合順位と差は以下の通り:
1位:青山学院大学(大会新記録)
2位:駒澤大学(+6分35秒)
3位:城西大学(+11分02秒)
4位:東洋大学(+11分22秒)
5位:國學院大學(+14分03秒)
6位:法政大学(+15分11秒)
7位:早稲田大学(+15分15秒)
8位:創価大学(+15分57秒)
9位:帝京大学(+17分58秒)
10位:大東文化大学(+19分17秒)
ここまでが次回の大会におけるシード校となる。
惜しくもシードを逃した大学は以下の通り:
11位:東海大学(+20分27秒)
12位:国士舘大学(+20分28秒)
13位:中央大学(+20分34秒)
14位:立教大学(+21分39秒)
15位:日本大学(+24分21秒)
16位:日本体育大学(+25分06秒)
17位:順天堂大学(+25分18秒)
18位:駿河台大学(+25分33秒)
19位:中央学院大学(+26分01秒)
20位:明治大学(+26分04秒)
21位:神奈川大学(+26分13秒)
22位:東京農業大学(+27分51秒)
23位:山梨学院大学(+29分46秒)
各校の選手たちは厳しいコースを懸命に走り抜き、記念すべき第100回大会を締めくくった。今後の大会に向けて、各大学がどのような準備を進めていくのか、引き続き注目が集まる。