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システマ呼吸法って?ロシア発祥の武術に学ぶ痛みを感じにくくなる呼吸法を紹介!

更新日 2018年08月15日
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「システマ」という格闘術のことをご存知でしょうか?
システマは知る人ぞ知る格闘術で、その存在はあまり広く知られてはいません。

システマを習得すれば護身術としても使えますが、システマの独特な呼吸法を習得するだけでも日常生活に大きく役立ちます。さらにシステマの呼吸法を完全にマスターすれば、痛みすら感じなくなると言われているのです。

今回は日常生活でも役立つシステマの呼吸法について、徹底解説していきます。

ロシア発祥のシステマとは?

システマとはロシア発祥の軍隊式格闘術で、戦場で生き残ることを目的として誕生しました。システマでは素手での戦いはもちろん、ナイフや銃、槍など様々な武器を使用した戦いも想定されています。

あくまで格闘術であり、競技ではないため、試合やルールなどはありません。決まった型や動きのパターンなどもなく、場面場面で様々な状況に対処する方法を考えるのがシステマの特徴です。

システマの歴史

システマは、「ミカエル・リャブコ」というロシア人によって創設されました。システマが具体的にいつ誕生したのかは、明らかになっていません。なぜなら旧ソ連時代、システマを含めたソ連の格闘技は表に出てこない秘伝のものだったからです。

ソ連崩壊後は、それまでベールに包まれていた様々な格闘技が表に出てきました。システマもそのなかの一つで、2005年には日本でもシステマの支部が誕生しています。

システマの基本原則

システマでは体の使い方に重きが置かれており、特に以下4つはシステマの基本原則となっています。

・呼吸し続けること
・リラックスを保つこと
・姿勢をまっすぐ保つこと
・移動し続けること

このなかでも特に重要とされているのが「呼吸しつづけること」で、システマでは何よりその呼吸法が重視されています。

独特な呼吸法システマブリージング

「システマブリージング」とは、システマの核となる呼吸法で、最強の呼吸法とも言われています。システマブリージングは体の緊張を取り去り、リラックスするための呼吸法です。

先ほども説明したとおり、システマは戦場を生き抜くために考案された格闘術です。もし戦場で過度に緊張してしまえば、命を落としてしまう確率が高くなります。システマブリージングは、戦場でも常にリラックスできるようになるために編み出された呼吸法なのです。

達人になると、このシステマブリージングにより痛みや苦痛を感じなくなると言われています。動画では、システマブリージングによって、攻撃を受けた男がすぐに体勢を立て直す様子が見て取れます。

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システマの基本呼吸を身につけよう

ここまでシステマの基本呼吸であるシステマブリージングの特徴について説明してきましたが、システマブリージングはどのようにやればいいのでしょうか?

システマブリージングには、目的や動作別に様々な呼吸法があります。ここではシステマブリージングの4つの呼吸法のやり方について、それぞれ説明していきます。

ステップ1:その場での呼吸

システマブリージングを覚えるなら、まずはその場に止まった状態での呼吸法をマスターしましょう。

基本的な呼吸方法は、鼻から吸った息を、口をすぼめながら吐くというものです。この時、ろうそくの火を吹き消すように息を吐くのがポイントになります。また普段の呼吸よりも、多めに空気を吸うようにするのも重要です。呼吸が浅いと心身は不安定な状態になり、体はリラックスできないからです。

この呼吸法を3~5分続けるだけで、体がリラックスし、血圧や脈拍が下がると言われています。

ステップ2:歩きながら基本呼吸を行う

その場での呼吸法ができるようになったら、次は歩きながらシステマブリージングをやってみましょう。歩きながらの呼吸は、システマブリージングの練習をするのにうってつけです。

歩きながらするシステマブリージングの手順は、以下のようになっています。

・鼻から息を吸い込む
・口から息を吐きながら一歩前に進む
・鼻から息を吸い込みながら、一歩前に進む

慣れてきたら、今度は息を吸っている間に二歩、息を吐いている間にも二歩進んでみましょう。呼吸をしながら二歩歩くことに慣れたら三歩、それにも慣れたら四歩と、どんどん歩く歩数を増やしていきましょう。目標はシステマブリージングをしながら、無理なく十歩歩くことです。

ステップ3:慣れてきたら色々な動きに合わせて行う

歩きながらのシステマブリージングに慣れたら、色々な動きに合わせて呼吸してみましょう。やる気がでない時などは、スクワットをしながらのシステマブリージングがおすすめです。スクワットをしながらのシステマブリージングの手順は、以下のとおりです。

・背筋を伸ばし、ヒザを軽く曲げた状態でその場に立つ
・鼻から息を吸い、口から息を吐いたら息を止める
・息を止めたままの状態で、5回程度ゆっくりスクワットをする

スクワットとシステマブリージングを組み合わせたこの動作は、「ブレスホールドエクササイズ」と呼ばれ、やる気を起こす効果があるそうです。

番外編:痛みをコントロールできるバーストブリージング

「バーストブリージング」はシステマブリージングのなかでも、最上級の呼吸法です。

バーストブリージングをマスターすれば、リラックスできるだけでなく、痛みまでコントロールできると言われています。

バーストブリージングのやり方は、先ほど説明した基本的な呼吸法を小刻みに繰り返すだけです。これだけ聞くと簡単にできるように思えますが、素人が小刻みにシステマブリージングをしても、かえって疲れるだけです。

バーストブリージングは、システマブリージングをマスターしないとできません。バーストブリージングを習得した人は、息があがっても、すぐに呼吸を整えられます。

さらにバーストブリージングをすることで、体に受けたダメージを即座に軽減することも可能です。バーストブリージングは、まさにシステマの奥義とも言える呼吸法なのです。

システマ呼吸法が上達するための7つのポイント

先ほど説明した基本の呼吸法をするのは簡単ですが、システマブリージングを完璧にマスターするのは並大抵のことではありません。

しかし、なかには完璧にはマスターできなくても、システマブリージングを少しでもうまくできるようになりたいという人もいるはずです。

では、いったいどのようにすればシステマブリージングをうまくできるようになるのでしょうか?ここではシステマブリージングをマスターするための方法や考え方など、7つのポイントについて説明していきます。

アドレナリンに頼らない

人間は興奮状態にある時、体内でたくさんの「アドレナリン」を放出します。格闘技の試合などでは、アドレナリンが出るため、選手たちは試合中に痛みを感じないとも言われています。

そのためアドレナリンを出すことは良いことのように思えますが、これは間違いです。アドレナリンを出し続けると、体は確実に疲弊していってしまいます。

システマブリージングではアドレナリンに頼らず、呼吸法によって心身をコントロールすることに重点を置いているのです。

3つのネガティブ反応をつねに意識しておく

人間は恐怖を感じると、「萎縮」「攻撃」「無感覚」のどれかで反応してしまいます。システマブリージングでは、これら3つの反応をネガティブなものと捉えています。

これら3つの反応のなかでも、感覚を押し殺してしまう無感覚は良くない反応と言われているようです。なぜなら無感覚になろうとすることで感覚が歪んだり、ストレスが溜まっていつか爆発してしまう危険があるからです。

システマブリージングでは、恐怖心を感じた時、これら3つの反応をとらないように意識することが重要になります。

平常心こそ最大のコンディション

システマブリージングでは、ネガティブな感情はもちろん、ポジティブな感情も良くないものとされています。最高のコンディションを保つためには、どんな状況でも平常心でいることが大切です。

嬉しいことがあっても喜ぶのではなく、平常心を保つように意識すれば、システマブリージングのマスターに一歩近づけるかもしれません。

行動をおこすためのポジティブ思考をもつ

新しく何か行動を起こす時、恐怖心などネガティブな感情を持ってしまう人は多いものです。システマブリージングでは、何か行動を起こす際にあれこれ考えず、問題に向き合ってすぐに対処するように説いています。

恐怖心が先立って、なかなか行動を起こせないという人は、「まずやってみる」ということを意識してみると良いでしょう。

システマ呼吸法の基礎をしっかりと行う

システマブリージングをマスターするためには、まず先ほど説明したシステマの基本的な呼吸法をマスターしなければなりません。

何事も基礎ができていないと、その先には進めませんから、システマブリージングをマスターしたいのなら、日頃から基礎の呼吸法を訓練するようにしましょう。

力を最大限に使わない意識をする

システマブリージングでは、何事も全力でやるのではなく、7割くらいの力でやることを勧めています。どんなに大変なことでも7割の力でやり、残りの3割を温存しておくことが成果を出す秘訣です。

常に3割の力を温存しておくことで、心に余裕ができ、高いパフォーマンスを発揮できるようになります。

常に呼吸を意識して行動する

システマブリージングでは、確実に呼吸をすることが、あらゆるトラブルの応急処置になると説いています。何かトラブルが起きて、ネガティブな感情に支配されたり、頭が真っ白になると、人間の呼吸は浅くなってしまいます。

トラブルが起きた時も、しっかり呼吸することを意識すれば、平常心を保てたり、すぐに解決策を考えたりできるのです。

システマ呼吸法は現代社会のストレスケアにも役立つ!

ここまでシステマの呼吸法について説明してきましたが、これが日常生活の何の役に立つのかと疑問に感じた方もいるかもしれません。先ほども説明したとおり、システマは戦場で生き抜くことを想定した格闘術であるため、実際に使うシーンはないようにも思えます。

しかしシステマの呼吸法は、現代社会を生き抜くのにも大いに役立つものなのです。例えば仕事でプレゼンをする直前、システマの呼吸法をすれば心を落ち着かせ、本来の力を発揮できるようになります。

日常で思わぬトラブルに見舞われた際も、システマの呼吸法で心を落ち着かせれば、冷静な対処ができるようになるのです。大きなストレスを受けるような出来事に直面しても、システマの呼吸法によって、ストレスをコントロールすることもできます。

このようにシステマの呼吸法は、日常生活でも大いに活用できるものなのです。

有名な芸人やタレントも取り入れている!

システマの名前は最近一部世間でも知られており、その理由は、あるお笑い芸人コンビのネタにあります。それは、「ピーマンズスタンダード」というお笑い芸人コンビのネタです。

ピーマンズスタンダードのボケ担当である南川さんは、システマをやっているため、どんなに殴られても痛くないと豪語しているのです。南川は痛みを感じないことを証明するため、相方の吉田に自分の体を殴らせたり、蹴らせたりします。吉田に殴られた南川はシステマの呼吸法を駆使し、「痛くないです」と言い切ります。

南川は実際には痛そうにしているため、システマの呼吸法をマスターしているとは思えません。しかし、そのうち呼吸法をマスターして、本当に痛みを感じないようになる日も来るかもしれません。

編集部からヒトコト

システマはロシアで生まれた軍隊式の格闘術で、戦場で生き残ることを目的として作られました。

システマでは呼吸法が特に重要で、この呼吸法をマスターすれば痛みすら感じなくなると言われています。

システマの呼吸法は、あらゆるトラブルにも冷静に対処できるようになったり、高いパフォーマンスを発揮できるようになるなど、現代社会でも役立ちます。日常をより充実したものに変えたいという人は、ぜひシステマの呼吸法を採り入れてみてはどうでしょうか。

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