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上級(バチェラー)シューフィッターが徹底解説!ランニングシューズの選び方やインソールの重要性

2018年08月01日
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ランナーの皆さん。今履かれているランニングシューズに満足されていますか?

ランニングシューズが自分の足にしっかり合っているか? 実はこれ自分ではなかなかわからないものです。でも、ランニングシューズが合う、合わないはランナーにとってパフォーマンスや怪我に関わる由々しき問題。

そこで今回は、ランニングシューズの選び方のポイントやインソールの重要性を、シューフィッティングのプロである上級シューフィッターの佐々木さんに詳しく教えていただきました。

ランナーの強い味方!大型スポーツ専門店「スーパースポーツゼビオ東京御茶ノ水本店」

伺ったのはスーパースポーツゼビオ東京御茶ノ水本店。上級シューフィッターの佐々木さんが勤務している大型総合スポーツショップです。

スーパースポーツゼビオ東京御茶ノ水本店は、都心の中でも商品の展開数が非常に多く、限定販売のアイテムや専門性の高いアイテムを多く取り揃えます。実績や資格を持った各スポーツのスペシャリスト販売員の知識とフットナビ等の最新鋭の設備から最適なアイテムを導き出すアナライズ接客が特徴的で、ネットでは難しい、きめ細やかなサービスを受けることができます。

ランニングアイテムをはじめ、野球、サッカー、バスケットボール等々。ハードとソフトが充実しており、ビギナーからベテランまで、スポーツを楽しむなかで生じる様々な悩みを一緒に解決してくれる店舗といえるでしょう。

スーパースポーツゼビオ東京御茶ノ水本店の詳細はこちらから

SUPER SPORTS XEBIO(スーパースポーツゼビオ)東京御茶ノ水本店

バチェラーとは?フィッティングや歩行分析から、よりよい状態に!

丁寧でわかりやすい解説と爽やかな笑顔が印象的だった佐々木さんは、シューフィッターの中でも上級クラスのバチェラーシューフィッター(以下、バチェラー)と呼ばれる資格を持ついわば靴のスペシャリスト。初級クラスのプライマリーは約2,400人。対してバチェラーは約320人。プライマリーの有資格者のみバチェラーを受けることができ、講義やレポート、実技試験等を経て晴れてバチェラーとして売り場に立つことができます。

佐々木さんはバチェラーとして店舗に立ち始めて5年。ランナーの方はもちろん、小さいお子さんからご年配の方まで多くの方のフィッティングを経験。現在では佐々木さんを訪ねて遠方から来てくださるというお客様も。「人間の歩行に対して正常なのか異常なのか、また異常であればどこを改善したらいいのか、靴をどのように調整していけばいいのかというところを分析することができるのがバチェラーです。自分なりの解釈でなく、シューフィッターとしてお客様を満足させなければなりません」と佐々木さん。正しいフィッティングって? 正しい靴選びって? とイマイチな私たちにとって心強い存在です。

自分の足に合うランニングシューズの選び方とは?上級(バチェラー)シューフィッターが解説!

ランナーの足を支えるランニングシューズの選び方のポイントを佐々木さんに教えていただきました。大きく分けると3つ。どれも目からウロコ! 納得です!

ヒールカウンターがあるものがおすすめ!

「ランニングシューズを選ぶ時に一番重要になってくるのが、かかとにヒールカウンターというパーツが入っているかどうかです。人間の構造上、かかと位置の骨がそのまま、その上の膝関節や股関節、上半身と連動してきます。例えば、かかとが普段から内や外に倒れるという方に対してそれをサポートするのがこのヒールカウンターの役割です。ヒールカウンターの有り無しによって正しい運動連鎖が出るか、悪い運動連鎖が出るかという基準にもなってきます。できればヒールカウンターが入っているものがおすすめです」

かかとの部分をただつまむだけで簡単にチェックできるポイントです。まずはヒールカウンターの有りなしを確認してみましょう。ちなみにヒールカウンターが無いものは、素足感覚に近い走りをしたいという方や、足に刺激を加えて足を鍛えたいという方におすすめなのだとか。

足の親指の位置でちゃんと曲がる靴かどうか

「靴を軽く曲げていただいた時に足の親指の位置でちゃんと曲がる靴を選んでいただきたいというのがあります。靴の中にシャンクと言われる人間の体で例えると背骨のような硬いパーツが入っているのですが、そのシャンクがあることによって、シャンクの先の部分が曲がるようになっています。最近多いのが真ん中でフニャッと曲がってしまうもの。このタイプは、余計なパーツを入れずに、あえて柔らかくすることで裸足感覚を追求したものです」

ドロップ!?かかとの部分とつま先の部分の高低差に注目! 

「かかとの部分とつま先の部分の高低差が何ミリあるかというのがドロップです。ドロップが大きい靴に関して言えばかかとが高い靴、かかとからつま先部分の高低差がほとんど無い靴はドロップが小さい靴と言えます。ドロップが大きい小さいで走り方も変わってきます。ドロップが大きい靴に関しては初心者向けの設定と言え、自然に後ろから前に重心移動できるような構造になっているので、かかと寄りに着地をする方にも向いています。ドロップが少ない靴は地面に対して全面的に着地する方、つま先寄りで着地する方におすすめです」ただ、なかなか前述の2つのポイントに比べて見分けが難しいのでドロップに関しては実際に店員さんに見てもらいながらアドバイスをしてもらいましょう。

これも大事!上級(バチェラー)シューフィッターが伝えたいランニングシューズにおけるインソールの重要性!

実は侮ってはいけないのがインソール。市販されている靴に付属されているインソールは汎用性が高く、個人の足に合ったものとは言えないのが一般的。インソールを調節することで、フィット感を向上させる他、歩き方や走り方に変化を加えたり、関節痛や腰痛の軽減に繋がることもあります。

佐々木さんは、「筋肉バランスが傾いているまま走り続ければ故障の原因にもなります。インソールはそれを補正する効果があり、足が本来持つ機能を戻してあげることができます。それぞれの個性の足を補正して人間の体の土台として、しっかり機能させてあげることが大事です」と解説してくれました。インソール一枚で体のクセや不具合まで調整することができるとは驚きです。

測定器の数値や佐々木さんのアドバイスをもとに最適なランニングシューズ、インソールを選ぶ!

最適なランニングシューズやインソールをどのようにして導き出していくのか。百聞は一見にしかずということで、佐々木さんの接客の様子を実際に見せてもらいました。

お客様として協力していただいたのは「サブ3を目指したい」という山賀さん。定期的にレースに参加し日々トレーニングに励む中級ランナーです。長い距離を走ると生じる右の坐骨神経痛と、靴ズレからくる足の爪の不調に悩んでいるよう。

佐々木さんが、まず行ったのは足の細かなサイズや荷重のかかり具合を知ることができる足型測定器フットナビでのチェック。「荷重のかかり具合から見て、特徴的なのは右足が内側に体重をかける癖があるのに対し、左足は親指にも小指の付け根に関しても荷重がかかってない状況になっています。本来人間の足は、かかとの部分と親指の付け根の部分と小指の付け根の部分3点で支えているのですが山賀さんの場合は、3点で支えているところを2点で支えていたり、1点で支えていたりという状態です」

さらにかかとの傾きをチェックすると、「かかとの傾き具合をチェックしたところ、通常立った状態でも、かかとがかなり内側方向に倒れています。この状態で走ると、膝関節がかなりストレスを受けやすい状態になっているかと思います。それと、やはり靴ずれの跡が見られますね。走っている時、かかと周りが上下に動いてしまうからだと思うので、今よりもかかと周りが細いものが良いかと思います」

「もう一つ気になったのは、つま先の部分にタコができていますね。靴の先のあまり具合が少なく非常に指が詰まっている状態です。指が自由に動くスペースがあるサイズを選ぶことと、靴の横幅やかかと周りがもう少し細めのタイプを選んでいただくのが宜しいかと思います」

細かなデータ分析や診断からわかったことは、現在履いている靴は山賀さんに合っているとは言い難いということ。「自分の足に最適な靴を選ぶ」ことは難しいと改めて痛感しました!

そして、佐々木さんが1階の売り場に揃った豊富なランニングシューズからピックアップしたのはミズノのウェーブエンペラーというモデルとブルックスのハイペリオンというモデルの2足。

まずは、ミズノのウェーブエンペラーを試してみます! が、横幅が余り過ぎているよう。「靴が変形して靴の横幅部分が指でつまめちゃえますね。横幅が余り過ぎという証拠でもあるのでこちらは履かないほうが良さそうですね」

1足目を諦めると次に用意したのはブルックスのハイペリオン。「まず、つま先の余り具合が良さそうです。横幅方向に少し余りが出ていますが、お客様の場合、親指の付け根部分は余りが出ているのに対して小指のほうに圧迫感があるので全体的な横幅の余り具合で見たらブルックスのこちらのシューズが良いです。あと、かかとまわりもしっかりフィットしています」

実際に歩いてフィット感を確かめてみます! 3m程歩くと気になるところが。「右足が少しストップかかりますね。右足で着地した後に少し停止する時間があるのですが怪我しているというはないですよね?」という佐々木さんに対し、「多分坐骨神経痛の影響かなぁと思います」と山賀さん。佐々木さんは骨盤の位置を触りながら、チェックをすると「骨格のバランスが崩れていますね。両肩甲骨の位置が均一ではないです。骨格の影響がそのまま坐骨神経痛に影響しているという可能性も考えられます」

「人間の体を支えている土台となっている部分のバランスを少し調節するというかたちでしたらインソールで調節するというのが効果的かなと思います」という佐々木さんのアドバイスをもとにオーダーメイドのカスタムインソールも試してみることに!

「今回カスタムでお作りするタイプが、カスタムバランスという商品。生地の厚みがバリエーション豊富でお客様の足の状態やフィット感に合わせて生地の厚さを選ぶことができます。今の状態ですと、標準より少し生地が厚めのものを使うのが宜しいかと思います。生地が厚いと少しプレートも硬いので、内側に倒れてしまうかかとを垂直方向に戻してあげることができます。加えて土踏まずをしっかり持ち上げて、土踏まずと靴の間にできる隙間を埋めてあげれば靴と足のフィット感も増します」

専用のヒーターでインソールを温めたら、足を柔らかくなったインソールの上に乗せて成形します。佐々木さんの指示のもとインソールに荷重をかけていきます。成形は10分程度。佐々木さんが、元々入っていたインソールの形に沿ってカスタムインソールをカットし、微調整をしたらオーダーメイドインソールの出来上がり!

出来上がったばかりのカスタムインソールを早速シューズに入れて試し履き! 山賀さんに履き心地はいかがですか?と伺うと「フィット感が良くて、すごいサポートされている感じがします」と今までにない感覚に喜んでいました。

さらに御茶ノ水本店の入り口付近に設置してあるランニングマシン、トレッドミルで走ってみることに!

「靴の中で指が本当に自由に動く感じがして、より地面を掴んでいる感じがしました。走りやすいのと、インソールがアーチをサポートしてくれているので、靴と足が一体感になっている感じがして心地良いです」(山賀さん)

佐々木さんも「走っている状態を見ていても特にかかとが脱げてずれるということもなく、つま先の余りが極端に出過ぎてしまっているということもありませんでした。歩いている時も右足がストップする感じが少なくなっていますね。右足が一度停止した状態から動き出すような動きもなく変化が見られます」

靴ずれや外反母趾、関節痛、腰痛などランナーによって悩みはそれぞれ。悩みも違えば、健康維持やダイエット、サブ3を切りたい等、目的も違います。悩み、目的に応じた最適なランニングシューズやインソールを選びたいという方はぜひ佐々木さんを訪ねてみてはいかがでしょうか?

おすすめインソール3選!カスタムインソールは手が届かないという方に!

一人ひとりの足に合わせて成形できるカスタムインソールは交換式のものに比べるとやはり若干高価ではあります。カスタムインソールもいいけどちょっと手が届かないなぁという方のために交換式のインソールもご紹介!

「一概にどれがおすすめということは言いづらいのですが、ひとつの目安として土踏まずの高さに合わせて選んでいただくこと。それと、かかとをしっかり合わせて親指と小指の関節部分に一番長いプレートが当たってしまうと、それは大きすぎますので関節部分の手前のあたりで終わるくらいのプレートの長さのものを選んでいただくというのが基準です」(佐々木さん)

ZAMST(ザムスト) フットクラフトスタンダード LOW

ZAMST(ザムスト) フットクラフトスタンダード LOW

アーチタイプ:LOW
サイズ:S~3L

SuperSportsXEBIOで見るAmazonで見る楽天市場で見る

3つのアーチタイプから選択できる!

3つのアーチタイプから自分の足に最適なタイプを選択できるインソール。優れたフィット感を実現します。こちらはLOWタイプ。

ZAMST(ザムスト) フットクラフトスタンダード MID

ZAMST(ザムスト) フットクラフトスタンダード MID

アーチタイプ:MIDDLE
サイズ:S~3L

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選べるアーチタイプ!こちらはMIDDLEタイプ!

こちらは先の商品のMIDDLEタイプです。

Sidas(シダス) インソール ラン3D

Sidas(シダス) インソール ラン3D

サイズ:SS~LL

SuperSportsXEBIOで見るAmazonで見る楽天市場で見る

しっかりしたサポートが欲しいというランナーへ

リピーターも多いランナーに人気のインソールです。しっかりしたサポートが欲しいというランナーにおすすめです。

御茶ノ水本店では、サービスの充実に加え新商品や限定品もたくさん!佐々木さんにおすすめのランニングシューズを聞いてみた!

スーパースポーツゼビオ東京御茶ノ水本店では、新商品はもちろん、メーカーとのパートナーシップのもと直営店以外ここでしか買えない商品を展開するなどアイテム数だけでなく、バリエーションも都内屈指! そんな御茶ノ水本店のランニングシューズコーナーから佐々木さんにおすすめのシューズを聞いてみましたよ!

「おすすめはHOKA ONE ONE(ホカ オネオネ)の出たばかりのクリフトンのシリーズです。男性女性問わずカジュアルで履きたいという方におすすめです。厚底のソールで長距離を走っても疲れにくいという点と、ロッカーソールを採用していることによって、自然に足が前に転がる機能でスピードも出しやすくなっていると思います。他のシューズに比べるとソールの厚みが興味を惹きますよね。今までここまで厚いソールを出しているメーカーが無かったので、見た目のインパクトも相当あると思います。HOKA ONEONE(ホカ オネオネ)はここ2,3年で急速に人気が出てきておりファンも多くなってきたブランドですよ」

スーパースポーツゼビオ東京御茶ノ水本店の詳細はこちらから

SUPER SPORTS XEBIO(スーパースポーツゼビオ)東京御茶ノ水本店

編集部からヒトコト

日本の靴文化は欧米と比べると100年くらい遅れているようで、靴に対しての情報が圧倒的に足りていないのだとか。欧米では小さい頃から正しい靴の履き方や正しい歩き方を教わるようです。

私たちは、まだまだ靴に対して表面的な部分でしか見ることができていないのかもしれません。

足元が変われば明日が変わるかもしれません。

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