大相撲力士に禁止薬物の研修“手を出すと一瞬で地位奪われる”

禁止薬物などの危険性を学ぶ日本相撲協会の研修会が開かれ、講師を務めた警察官は力士や親方に対して、薬物に手を出すと一瞬にして地位が奪われるなどと訴えました。

この研修会はことし7月、元幕内の貴源治が大麻の使用を認め解雇された問題などを受けて、日本相撲協会が東京 両国の国技館で開きました。研修会では、警視庁で禁止薬物の取り締まりなどを担当する部署の警察官が講師を務め、薬物の危険性や種類などを説明しました。

そして大相撲の力士は国民から愛され、育てられている職業で、薬物に手を出すと国民を裏切ることになり、地位が一瞬にして奪われるなどと訴えました。16日はSNSを利用する際の注意点についても学び、講師を務めた弁護士は、投稿した時点で拡散の覚悟が必要だ。何かあったときには大きな代償を払わなければいけないこともあるなどと説明していました。

会場には、先月現役を引退した元横綱 白鵬の間垣親方も初々しいスーツ姿で参加し講演に聞き入っていました。相撲協会の芝田山広報部長は「ひとりひとりが禁止薬物やSNSに対して意識を持った言動をしてほしい」と話していました。元横綱 白鵬の間垣親方は、報道陣から「スーツには慣れたか」と聞かれ「これからです」と話し、親方として「頑張ります」と話していました。

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